マンションのWiFiが遅い原因とは?夜だけ遅い・無料WiFiの対処法をやさしく解説
「夜になると急に遅くなる」
「動画が止まる、会議が途切れる」
「部屋によって速度が全然違う」
マンションでWiFiを使っていると、こんな悩みを感じる方は多いのではないでしょうか。
実は、マンションのWiFiが遅くなるのは回線の品質だけでなく、建物構造や利用環境が大きく関係しているケースがほとんどです。
そのため、戸建てと同じ対策では改善しないことも珍しくありません。
この記事では、
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マンションのWiFiが遅くなりやすい原因
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夜だけ遅くなる理由
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無料WiFiが不安定な理由
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今すぐできる対処法と、機器での改善策
を、専門知識がなくても分かるように解説します。
なお、家全体でWiFiが遅いときに共通する基本原因や、先に試したい対処法は別記事でまとめています。
マンションのWiFiが遅くなりやすい理由
まずは、なぜマンションではWiFiが遅くなりやすいのか、全体像を整理しましょう。
回線を複数世帯で共有している
多くのマンションでは、建物単位で回線設備を共有しています。
そのため、同じ時間帯に多くの世帯が使うと回線が混雑しやすいという特徴があります。
特に影響が出やすいのは、
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夜(18時〜23時)
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休日
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長期休暇
この時間帯に遅くなる場合、回線混雑が原因の可能性が高いです。
夜間に通信が集中しやすい
マンションでは、住民の生活リズムが似ているため、
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動画配信
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オンラインゲーム
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在宅ワーク
などの利用が夜に集中します。
結果として、昼間は快適でも、夜だけ極端に遅くなる現象が起こりやすくなります。
とくに夜だけ遅くなる場合は、時間帯による混雑の影響を強く受けている可能性があります。
建物構造(鉄筋・コンクリート)の影響
マンションは、鉄筋コンクリート造(RC造)が多く、WiFi電波が壁や床で大きく減衰します。
そのため、
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ルーターのある部屋は速い
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別の部屋や奥の部屋は遅い
といった部屋ごとの速度差が出やすくなります。
無料WiFi・備え付け回線の制限
マンションによっては、最初から無料WiFiや備え付け回線が用意されている場合があります。
便利な反面、
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回線速度に上限がある
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利用者が多いほど遅くなる
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個別に改善できない
といった制約があり、安定性は期待しにくいのが実情です。
無料WiFiの場合は、住民全体で共有する仕組みや速度制限が影響して、個人の設定では改善しにくいことがあります。
マンションでよくあるWiFiの症状
マンション特有の原因によって、次のような症状が起こりやすくなります。
夜だけ遅い・時間帯で変わる
昼間は問題ないのに、夜になると急に遅くなる場合は、回線混雑が主な原因です。
部屋によって速度差がある
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リビングは速い
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寝室・書斎は遅い
この場合は、電波の届きにくさが影響しています。
動画・会議・ゲームが不安定
通信が一時的に途切れる、画質が落ちるといった症状は、安定性不足のサインです。
まず試したい基本対処法(お金をかけない)
いきなり機器を買い替える前に、まずは以下を試してみましょう。
対処法1:ルーターと端末を再起動する
ルーターの電源を切り、30秒ほど待ってから入れ直します。
一時的な不具合が解消されることがあります。
対処法2:ルーターの設置場所を見直す
理想は、
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家の中心
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床から少し高い位置
避けたい場所は、
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床置き
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押し入れの中
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家電の裏
対処法3:2.4GHz/5GHzを切り替える
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2.4GHz:遠くまで届くが混雑しやすい
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5GHz:高速だが壁に弱い
使う場所に応じて切り替えてみてください。
対処法4:接続台数を減らす
使っていないスマホやタブレット、スマート家電が常時接続されていると、速度低下の原因になります。
マンションでWiFi中継器が向いているケース
基本的な設定や置き場所の見直しを行っても改善しない場合は、WiFi電波が十分に届いていない可能性があります。
マンションでは、壁や床、配管などが電波を遮りやすく、ルーターから離れた部屋ほど通信が不安定になりがちです。
このようなケースでは、電波を中継して広げるWiFi中継器を使うことで、特定の部屋の通信環境を改善できることがあります。
一部の部屋だけ遅い場合
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寝室だけ遅い
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奥の部屋で不安定
こうした場合は、WiFi中継器で電波を補強すると改善しやすくなります。
ルーターから距離がある場合
中継器は、ルーターと電波が弱い場所の中間に置くのが効果的です。
マンションはメッシュWiFiが効果的なことが多い
ママンションでは、壁や階によってWiFi電波が遮られやすく、1台のルーターだけでは家全体を安定してカバーするのが難しい場合があります。
特に、夜間に通信が混雑したり、複数の端末を同時に使ったりすると、速度低下や接続の不安定さが目立ちやすくなります。
こうした環境では、電波を家中に分散できるメッシュWiFiを導入することで、部屋ごとの速度差や途切れを大きく改善できるケースが多いです。
複数世帯の干渉を受けにくい
複数台で電波を分散するため、混雑の影響を受けにくくなります。
夜間の安定性が高い
同時接続に強く、夜でも速度が落ちにくいのが特徴です。
分譲・広めの間取りに向いている
3LDK以上や壁が多い間取りでは、特に効果を実感しやすいです。
無料WiFi・備え付け回線が遅い場合
無料WiFiは便利ですが、自分で改善できる範囲が限られます。
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速度制限がある
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利用者が多い
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設備が古い
この場合は、
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個別回線の契約
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工事不要のホームWiFi
を検討するのも一つの方法です。
同じ集合住宅でも、アパートでは電波の遮られ方や間取りの影響が強いケースがあります。
まとめ:マンションのWiFiが遅いと感じたら改善アイテムをチェック
マンションのWiFiが遅い原因は、回線の混雑や建物構造、電波の届きにくさなどが重なっているケースがほとんどです。
設定や置き場所を見直しても改善しない場合は、WiFi中継器やメッシュWiFiを導入することで、通信の安定性が大きく向上することがあります。
特に、
- 部屋によって速度差がある
- 夜になると遅くなることが多い
- 複数の端末を同時に使っている
といった場合は、機器の見直しが効果的です。
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