家のWiFiが遅い理由はこれ!原因とすぐできる対処法をやさしく解説
「動画が止まる」「夜になると遅い」「部屋によってつながらない」——
家のWiFiが遅いと、毎日のストレスが一気に増えますよね。
実は、WiFiが遅くなる原因は回線そのものだけでなく、ルーターの性能や置き場所、電波の性質、使い方など、いくつかの要因が重なって起きていることがほとんどです。
この記事では、専門知識がなくても分かるように、
家のWiFiが遅くなる主な原因と今すぐできる対処法を順番に解説します。
後半では、WiFi中継器やメッシュWiFiで解決できるケース、それでも改善しない場合の最終手段まで紹介します。
なお、アパート・マンション・賃貸など住居タイプ別に原因が違うケースも多いため、該当する方は後半の関連記事も参考にしてください。
WiFiが遅くなる主な原因はこの4つ
まずは原因を整理しましょう。多くの家庭で当てはまるのは次の4つです。
原因1.インターネット回線が混雑している
夜間や休日に遅くなる場合、回線の混雑が原因の可能性があります。
特にマンションや集合住宅では、同じ回線を複数世帯で共有しているため、利用者が増える時間帯に速度が落ちやすくなります。
チェックポイント
原因2.WiFiルーターの性能が足りていない
古いルーターや、家の広さに合っていないルーターを使っていると、速度や安定性が大きく落ちます。
よくある例
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購入して5年以上経っている
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同時接続台数が多い(家族全員+スマート家電)
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ルーターが安価なエントリーモデル
原因3.電波が届きにくい場所で使っている
WiFiの電波は壁や床、家具に弱く、距離が離れるほど減衰します。
2階や家の端の部屋だけ遅い場合は、この可能性が高いです。
電波を弱めるもの
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コンクリートの壁
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金属製の家具
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電子レンジ・Bluetooth機器
原因4.使っている端末側の問題
スマホやパソコンの設定・性能が原因で遅くなることもあります。
例
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古いスマホ・PC
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OSやドライバが未更新
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端末に負荷のかかるアプリが常駐
なお、マンションや集合住宅では、回線の仕組みが異なるため、WiFiが遅くなる原因も変わるケースがあります。
今すぐできるWiFi改善の対処法
WiFiが遅いと感じたとき、いきなり機器を買い替える必要はありません。
実は、設定や使い方を少し見直すだけで、速度や安定性が改善するケースはとても多いです。
ここでは、専門知識がなくてもすぐ試せる「お金をかけない対処法」を順番に紹介します。
どれも数分でできるものばかりなので、思い当たるものから試してみてください。
ルーターと端末を再起動する
意外と効果が高い基本対策です。
ルーターの電源を切り、30秒ほど待ってから入れ直してください。
ルーターの置き場所を見直す
WiFiルーターは、家の中心・床から少し高い位置が理想です。
避けたい場所
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床に直置き
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押し入れの中
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テレビや電子レンジの裏
周波数帯(2.4GHz/5GHz)を切り替える
多くのルーターは2種類の電波を出しています。
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2.4GHz:遠くまで届くが混雑しやすい
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5GHz:速度が速いが障害物に弱い
近くで使うなら5GHz、遠い部屋なら2.4GHzを試してみてください。
接続台数を減らす
使っていないスマホやタブレット、スマート家電がつながったままだと速度が落ちます。
不要な機器は一度WiFi接続をオフにしましょう。
なお、アパートなど建物構造の影響を受けやすい住居では、別の原因が関係していることもあります。
WiFi中継器で解決できるケース
WiFiは、距離が離れたり壁や床を挟んだりすると、どうしても電波が弱くなります。
そのため、家の一部の部屋だけ遅い、2階や奥の部屋でつながりにくいといった症状が出ることがあります。
こうした場合に役立つのがWiFi中継器です。ルーターの電波を受け取り、弱くなる前に広げることで、電波の届きにくさを改善できます。
WiFi中継器が向いている人
WiFi中継器は、ルーターの電波を受け取って広げる装置です。
比較的安価で、工事不要なのがメリットです。
壁や階をまたぐと電波が弱くなる場合は、WiFi中継器の設置が効果的です。
配線不要でコンセントに挿すだけなので、初心者でも簡単に導入できます。
家全体が遅いならメッシュWiFiが有効
メッシュWiFiは、複数の機器を使って家全体をカバーする仕組みのWiFiです。
1台のルーターに頼るのではなく、電波を張り巡らせることで、部屋ごとの速度差や混雑を減らせます。
特に、同時接続台数が多い家庭や、戸建て・広めのマンションでは、通信の安定性が大きく改善されるケースが多いです。
メッシュWiFiとは?
複数の機器を家中に配置し、家全体を1つの大きなWiFi空間としてカバーする仕組みです。
メリット
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速度が安定しやすい
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部屋を移動しても切れにくい
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同時接続に強い
向いている家庭
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2階建て以上
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3LDK以上
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在宅ワーク・動画視聴が多い
中継器で改善しない場合の“根本対策”になります。
複数人が同時に使っても速度が落ちにくいのが、メッシュWiFiの強みです。
戸建てや広めのマンションなら、最初から導入したほうが快適になることもあります。
それでも遅い場合は回線の見直しを検討
ここまで試しても改善しない場合、インターネット回線自体がボトルネックになっている可能性があります。
見直しの目安
回線の乗り換えはハードルが高く感じますが、
最近は工事が簡単なプランやキャッシュバックがある場合も多いです。
とくに夜になると遅くなる場合は、時間帯による回線混雑が影響している可能性が高いです。
ルーターや中継器を見直しても改善しない場合は、インターネット回線自体が混雑している可能性があります。
まとめ:原因を切り分けるのが改善の近道
家のWiFiが遅いときは、次の順で確認するのがおすすめです。
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再起動・置き場所・設定を見直す
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電波の問題ならWiFi中継器
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家全体ならメッシュWiFi
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それでもダメなら回線の見直し
一つずつ試せば、無駄な出費をせずに改善できます。
「今より快適にしたい」
そんな方は、まずWiFi改善アイテムをチェックしてみてください。